ヴァイゼン地方西部
ヴァイゼン地方西部
大陸の北部に位置する軍事国家です。イシュフェリア暦207年、イシュフェリア教団の法王ライアルがセレディカ独立を宣言しました。ヴァイゼンの都市国家群はこれに賛同し、帝国の支配下にあった国家連合が統合して新たにヴァイゼン共和国を成立させました。広大な領土と豊富な鉱物資源をもつ一方で、穀物などの食糧はほとんど南方の国々からの輸入や支援に頼っています。妖魔との戦闘における最前線であるため、強固な軍事力を保持しています。
西方のグロウスタークでは妖魔との激しい戦闘が続いており、東方ではマグドや妖魔の残党との戦闘が絶えません。常に脅威にさらされていることもあり、この国の騎士、傭兵の錬度は非常に高く、死の間際であっても怯むことなく戦い続けます。その凄惨な戦いぶりからこの国の騎士達は軍神の僕、獅子の従者などと呼ばれています。さらにはドラゴンを駆る竜騎士が7騎存在し、西方および東方の妖魔討伐に大きな力を発揮しています。元首であるルーディス自身も竜騎士の1人であり、ドラゴン最上位種のドレイクを操り、最前線に立つことがあります。
しかし、これほどの軍事力が存在するにも関わらずに戦力は常に不足しており、切実に熟練冒険者達が必要とされています。強大な戦力を以てしても不足するという事実から、この国の過酷な実情が窺い知ることができます。

魔都:シュヴァイゼン
厳しい北の大地に聳え立つ、大陸最大にして最古の古代要塞都市であり、ヴァイゼン共和国の首都です。かつて魔族や邪教の信徒によって支配されていた過去から、未だに魔都と呼ばれています。西部、東部の戦乱に対する絶対的な拠点となっています。イシュフェリア帝国とは異なる独自の文化が根付いており、蛮族達の建国した都市とは思えないほどに壮麗で美しい機能美に満ちた景観を望むことができます。
元老院による共和制を敷いていますが、その実態は強力なカリスマを備えた元首ルーディスによる独裁にも近いと言われています。独裁にならざるを得ない理由として、国民の多くがマグド教団や妖魔に支配されていた蛮族出身者であり解放された人々であること、いまだにマグドを信仰する人々も多いという事実が存在します。人々は厳しい気候や妖魔への脅威を当然のものとして受け入れて暮らしています。
人口・気候
都市には12万人の人々が暮らし、その周辺にはいくつかの街、村が存在します。周辺の住民も含めると200万人が暮らしています。気候は極北にあるため、極寒の大地となっておりところどころ永久凍土地帯も存在します。夏であっても、シュヴァイゼンやグロウスタークなどの一部地域以外は雪に覆われたままです。
歴史
500年以上前にウルク王国紀の頃にウルクから逃れた蛮族の奴隷や難民によって興された都市国家群によって形成された王国を、伝説の蛮族王ヴラムドが建国しました。この蛮族の王は、妖魔や邪神の教団と結託してウルク王国の攻撃に抵抗し続け、最終的には不可侵条約までもを取り付けました。当時のシュヴァイゼンでは、妖魔達までもが人間達とともに暮らしていたと言い伝えられています。この蛮族達の王国はイシュフェリア帝国が建国される200年ほど前に滅び、以降はマグドの教団…暴力と恐怖が支配する闇の公国グランジアへと変貌しました。
イシュフェリア歴200年に滅ぶまで400年間、闇の公国グランジアは続きました。帝国軍によって解放されるまでは、マグドの生まれ変わりとまで言われたマグド教団の最高司祭であり暗黒騎士でもあったアージスによって治められていました。第五次北方妖魔討伐によってマグド教団の支配より解放され、207年にセレディカに追随して帝国からの独立を宣言しました。
ヴァイゼン領:蛮族王の墓
シュヴァイゼンを建国した伝説の王ヴラムドは、巨大なダンジョンに埋葬されました。この墓は、10層からなる巨大なダンジョンになっておりシュヴァイゼンから少し離れた凍てついた海岸沿いに建てられました。1層ごとに内部では何階にも分かれていて、その深さは異界にまで通じているといわれています。遺跡内部では、実際に異界に通じているかのように独自の生態系が築かれており、異界のモノも多く発見されます。数多くの遺跡の中でも異彩を放っており、危険度も高く滅多に立ち入る者は居ません。これら異界の生物を研究するために召喚魔法の研究者たちがヴァイゼンには住み着いていますが、内部の調査するまでには至っていません。
このダンジョンはどのように建設されたかすらも不明で、伝説によれば一夜にして出現したと伝えられています。セレディカ、ザーディンの遺跡と比べると、罠や出現する敵のレベルは別の次元のものであり、得られる報酬も同様に別次元であるといわれています。この遺跡を目当てに熟練の冒険者の多くがヴァイゼンに集います。
ヴァイゼン領:大地の恵み[氷結山脈、凍土地帯]
シュヴァイゼンの南方、氷結山脈から凍土地帯にかけて、良質の鉱物が埋蔵されており、その採掘・選鉱・製錬はこの国の重要な産業となっています。まともな農作物を育てることが難しいヴァイゼンに於いて、貴重な大地の恵みと呼ばれています。大地の精霊力の働きも強く、これは軍神ヴァルファスの加護であると主張する神官もいます。この一帯には凍てついた状態で滅亡した文明の遺跡が発掘されることがあります。氷結山脈は、その名の通り、中腹からは年中雪と氷に閉ざされた山岳地帯です。イェティや氷竜などが棲むといわれています。東には凍結、古竜山脈へと続いています。
ヴァイゼン領:黄金の獅子騎士団
ヴァイゼンは大陸一の精鋭と呼ばれる騎士団を組織しています騎士団には、現在8000人の騎士が属しています。騎士に同行する(この騎士団では仲間と呼ばれます)人数は他国よりも少なく、騎士1人につき4名の仲間がつき従います。5人一組によるパーティー単位で行動します。騎士と仲間も含めて騎士団全体で40,000人が在籍しています。現在、騎士団は北では妖魔と…東ではグランジア残党との内戦に明け暮れています。
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[ 共和国騎士団組織リスト ]
- 騎士団長 - 騎士団の騎士を統率する団長です。(騎士団長:グランド)
- 騎士副団長 - 騎士800人とその仲間3,200名で1つの旅団とされ9の旅団が組織されています。それぞれの旅団は騎士団長を補佐する副団長によって統率されています。
- 近衛騎士団 - 騎士800人とその仲間3,200名で構成されており、団長は騎士団長が兼任します。騎士団の中で、近衛騎士団は元帥直属の旅団です。ヴァイゼンの騎士団は実戦経験も豊富で、練度も高く大陸最強であると噂されています。
ヴァイゼン領:飛竜騎士団
ヴァイゼンには、現在7騎の竜騎士と13騎の飛竜騎士が存在しています。 それぞれの竜騎士には10名程度の騎士がつき従い、作戦の補佐をします。 竜騎士は1騎で大きな力を発揮します。 時折なんらかの理由で冒険者に竜が貸与されることがあります。
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[ 飛竜騎士団組織リスト ]
- 騎士団長 - 騎士団の騎士を統率する団長です。(騎士団長:ベルヴェルク)
ヴァイゼン領:漆黒の刃[魔術師ギルド]
召喚魔術の奥義を探究するギルドです。 異界のデーモンなどの研究なども行っています。 得意とする系統は違えども、ウォーデンに匹敵すると言われるバーレイグがギルドを取り仕切っています。
ヴァイゼン領:黒薔薇の刺[盗賊ギルド]
未だに闇や闘争の多く残るヴァイゼンでは盗賊ギルドがひとつの勢力となっています。 暗殺者も多く在籍しています。
ヴァイゼン領:スオード[古代闘技場]
シュヴァイゼン近郊で発掘された古代の闘技場です。現在は、古代装置を使って冒険者が訓練に使用しています。 定期的に闘技会が開かれています。
ヴァイゼン領:鉱山都市ルクセイロ
大地の恵みと呼ばれる豊富な鉱物資源を採掘・選鉱・製錬するために建造されたまだ新しい都市です。都市のあちこちに炭鉱への入り口があります。採掘の技術を買われ、大陸中のドワーフ族が招聘されて数多く移住してきています。新たな炭鉱の発掘中に遺跡の入り口を発見してしまうケースも多く、溢れ出たゴーレム討伐や遺跡調査など冒険者も数多く訪れています。都市には4万3千人の人々が暮らし、その周辺にはいくつかの街、村が存在します。周辺の住民も含めると32万人が暮らしています。
ヴァイゼン領:傭兵の街ギナント
シュヴァイゼンとグロウスターク、さらには南方のフォルモア連邦を結ぶこの街には、非常に多くの軍事物資や傭兵たちが往来します。ヴァイゼンでの戦いにおいて非常に重要な拠点であると同時に、(皮肉にも)活気のある街になっています。妖魔にとっても非常に重要なターゲットとなるため、時折奇襲を受けることもあります。街には2万7千人の人々が暮らし、その周辺にはいくつかの街、村が存在します。周辺の住民も含めると17万人が暮らしています。
ヴァイゼン領:戦いの街グロウスターク
常に妖魔や北方の蛮族と闘っている最前線の都市です。この都市を中心に多くの戦闘が繰り返されていますが、大陸中から熟練の冒険者、傭兵、騎士団などが人類の生存の為に集い、闘っています。10年前までは何度も興亡を繰り返していましたが、ここ10年は安定して防衛し続け、北へと戦線を押し上げたり押し返されたりしています。都市には3万人の人々が暮らしています。戦場に囲まれていることもあり、周囲に村や街は存在しません。
ヴァイゼン領:凍てつく都市ドランディル
元々はアージスの居城があった宗教都市でした。彼が死ぬ間際にこの土地に呪いをかけた云われています。その為、年間を通して氷と雪に閉ざされており、植物はほとんど育つことができません。凍てつく海での狩りや漁が盛んですが、その人口は減少傾向にあります。都市には6万人の人々が暮らし、その周辺にはいくつかの街、村が存在します。周辺の住民も含めると37万人が暮らしています。
ヴァイゼン領:凍てつく海
都市から湾にむけての港はあるが、冬になると完全に凍てついてしまいます。食糧が不足しがちな北部では、この時期に凍てついた海で全長10mを超えるライオンシールと呼ばれる巨大なトドを狩る漁が行われます。
ヴァイゼン領:解放された街ベムド
現時点でもマグド信者が多数住んでいる混沌とした都市です。ヴァイゼンが共和国となってからも、街の住人の多くがマグドを信仰していますが、共和国はこれを黙認しています。この施策が功を奏して、都市内部のマグド教団も具体的に共和国への反抗はとってはいません。かつてはこの街では人身売買が活発に行われており、奴隷都市とも呼ばれていました。現在はん奴隷の売買や強盗などは犯罪として禁止され、(混沌から)解放された街と呼ばれています。都市には5万人の人々が暮らし、その周辺にはいくつかの街、村が存在します。周辺の住民も含めると43万人が暮らしています。
独立領:闇の街ディムテス
かつてマグド信仰の本拠地である大神殿が存在した街です。生き残った過激派の司祭や暗黒騎士が集まり、占拠した状態です。山の奥深くに5万人程度の堅牢な城砦都市を形成して、抵抗を続けています。現在もベムド方面へと侵攻して略奪を行うことがあります。街には妖魔やダークエルフなども居住しているようです。

